ミスタードーナツ定番3種×クラフトビール
合わせるビール
ポンデリング
モチモチした生地の食感がたまらない。砂糖のコーティングが爽やかな甘さのミスド人気No.1のドーナツ。
小麦×小麦のベストマッチ!
箕面ビール ヴァイツェン(大阪)
南ドイツスタイルのヴァイツェン。綺麗なゴールド色。泡もちが良く、バナナや柑橘といった爽やかでフルーティーな香りがするビールです。ドーナツのシンプルな味わいと砂糖のコーティングによる甘みが、ヴァイツェンの酸味を引き立たせ、余韻にレモン、オレンジといったシトラス香が口中に広がりました。
ポンデリングがリッチな味わいに!?
エンゼルクリーム
外はサク、中はふわりとした食感。たっぷりの軽くてなめらかなホイップクリーム。唇に付くお砂糖のサラサラとした食感。
甘さはヘビー級ですが、ミスドでは常に人気上位の商品です。
クリームの濃厚さをビールがカット!
ベアードブルーイング島国スタウト(静岡)
ビールの色は濃いブラウン~黒。モルトのコクと香ばしい香りがします。ホップの香りは弱めです。ブリティッシュさのあるドライな仕上がりのビールです。
クリームのこっくりした濃厚な甘みとビールの香ばしさが中和されて、バランスの良い味わいに。ビールのドライさがクリームの油分を切ってくれます。
このビールに合うのは肉だけじゃなかった…
ゴールデンチョコレート
ゴールデンチョコレートの魅力は、なんといっても食感!バタークランチのザクザクな歯ごたえですよね。
生地のほろ苦いココア風味としっとりとした食感がクランチの粒の甘さとよく合って、コントラストも楽しめる人気商品です。
シンプルな甘みと香ばしい苦み
32ビアデイビッライ(イタリア)/アドミラル
アドミラルはレッドビールでは珍しい、ホップの苦みも感じられる甘いだけではないタイプ。合わせてみると、ビールの苦みでココア生地のほろ苦さが柔らぎます。。ビールのベリーのようなフルーティさも強すぎず優しく広がります。無駄がなく、嫌みのない良い相性。 お互いの苦みの部分、甘味の部分で同調する組み合わせです。
ブレイクタイムに入りたくなる黄金コンビ
まとめ
「ポンデリング」の場合、ドーナツとビールのバランスを合わせることが大事。シンプルな味わいのドーナツには爽やかな味わいのビール、もしくは、ビールがコーヒーの代わりになるようなテイストのものと相性が良いです。
「エンゼルクリーム」には、クリームのまろやかさを切ってくれる、ドライな味わいのビールと合わせると絶妙なペアリングが体験できます。
ローグのヘーゼルナッツ ブラウンネクターでも検証してみましたが、ヘーゼルナッツの香りが際立ち、ドーナツとビールの甘さが増幅されて合いませんでした。
合うはずと予想していたヴァイツェンは、余韻にビールのシトラス香が残りすぎてしまいました。また、沼津クラフトのポーターは比較的相性が良かったのですが、ベアードの島国スタウトの方が、ドーナツのクリームの甘さを抑えてくれてより相性が良かったです。
「ゴールデンチョコレート」のペアリングポイントはお互いの「香ばしい苦味」。優しく広がるレッドエールは好相性、そしてスタウトは黄金コンビと言えるほどでした!レッドエールの「アドミラル」を合わせると、フルーティさが加わって味わいがワンランク上がるようなとてもいい組み合わせでした。スタウトは予想通り!ですね。油分の多いドーナツとの組み合わせだった為、ポーターよりドライなスタウトの方がベストでした。もし、こっくりとした味わいを楽しみたい方はポーターとも試してみてくださいね!
この記事を書いた人
すぎっぴー(営業企画)
ビアテイスター・
ソムリエ
茨城県出身。
好きなお酒を一生の仕事にしよう、と決意し異業種事務職からクラフトビールメーカーへ。3年間ビールの発酵管理と品質検査に携わる。
お酒の楽しさをより多くの人に伝えたい、という想いからワインにも強みのある柴田屋酒店へ転職。飲食店のお客様に様々な酒類のご提案をしている。好きなビアスタイルはセッションIPAとベルリナーヴァイセ。
ビア子(経理)
ビアテイスター
前職営業。日本のお酒を世界に広めたいと考え退職。日本を知る為に旅にでることを決意。2年間様々な土地を巡り東京へ。そこでベルギービール出会う。縁合ってEVERBREWで働き始める。ベルギービールの奥深い世界に感銘を受けビールの沼にはまる。現在の旦那とも元同じ職場。
ビールイベントに夫婦でホイホイよく出現する。