Baird Brewery
ベアード ブルワリー
情熱と哲学と伝統と
新しい発想から生まれた
ベアードビール
ベアードビールのこだわり
製造過程でモルト、ホップ、酵母などの原材料を出来るだけ加工せず、それぞれの素材のすばらしさを最大限に引き出すこと。ベアードビールの個性ある味わいは、原材料の微妙なバランスと素材の持つ複雑な奥深さから生まれる。個性に満ち溢れたビール造りに情熱を捧げている私たちは風味の無いビールは決して造らない。それが万人受けしなくても構わない。妥協する事のないビール造りを続ける事が使命である。
ホップは伝統的な生ホップのみ使用し、素材の素晴らしい香りを生かすために煮沸の最後の段階で投入する。また、ベアードビールの多くはドライホッピングという熟成中のビールにも生ホップを投入する方法を取り入れており、素晴らしいホップの香りを味わうことができる。
ベアード・ブルワリーガーデン修善寺見学
伊豆の山側の元々キャンプ場であった場所にそびえ立つおしゃれな建物がブルワリーで、ここからビールが造り出されています。この日は工場見学の前に、スタッフの方によるセミナーとテイスティングからスタートしました。セミナーではフレッシュホップ・乾燥ホップ・ペレットホップに実際に触れ、焙煎度合いからくるモルトの味わいの違いを食べて知ることができました。テイスティングは、「ウィートキングウィット」「ライジングサンペールエール」「わびさびジャパンペールエール」の3種類。スタイルの違いを体感できるチョイスに、あっという間に皆さん飲み終わり、いざ工場見学へ出発です!
モルト粉砕機は、1回につき6,000リットル分のモルトを粉砕できるそうです。(因みにシーズナルビールの仕込みには250リットル分の量)ベアードさんのビールは生ホップをふんだんに使用するため、ホップ専用の冷蔵庫もあります。また、氷砂糖・黒砂糖・素焚糖(すだきとう)など、造るビールによって砂糖も使い分けています。
ビール醸造の工程ですが、まずモルトを75℃でおかゆ化し、これをろ化して麦汁にします。この麦汁内の酵素の働きを止めるために煮沸殺菌をした後、ホップを投入して苦味付けをしてから、ビール酵母を投入します。発酵用タンクは6,000リットルのものが4つと、12,000リットル用が6つあり、酵母はなんと15回ほど再利用ができるのだとか!
発酵後は1週間程度1~2℃で熟成し、ビールに二酸化炭素を発生させる為に砂糖をタンクに加え(プライミングシュガー)、瓶詰めと樽詰めの作業にうつります。瓶内2次発酵ルームは20℃に保たれており、出来上がったビールは最後、テイスティングに合格しないと出荷されないという徹底された品質管理です。
今回は運よく、畑で当日収穫されたばかりのフレッシュホップを投入するタイミングを見ることが出来ました。そのホップが実際に栽培されている、近くの畑にも案内していただきました。苗を植えてからたった3ヶ月で4メートルまで伸びるそうで、収穫は2~3回ほど出来るといいます。他にも敷地内には、季節限定商品に使用する梅やびわ、いちじく、みかんの木やかぼちゃなども植えられていました。
見学後は、皆さんお待ちかねのお昼ご飯とベアードビール!テイスティングセットも頼むことができたので、様々な種類を楽しむことができました。ランチタイム中に創者ベアードさんの奥様・さゆりさんのサプライズ登場もあり、とても充実した会となりました。帰りはあっという間に東京に着き、楽しく実りのある内容に、時間の経つのが早く感じられました。
一目でわかる!8つの味わいチャート
苦 味
ホップ由来。苦みが強くなるほど味が濃いもの、
スパイシーな料理、脂っこいものに合います。
ボディ
麦芽由来。軽やかなものは揚げ物やライトで素材を生かした料理に、しっかりタイプは肉やチーズ、デザートにも合います。
フレーバーの特徴