クラフトビールのスタウトに記念日があった!
11月第3木曜日と言ったら、ボジョレー・ヌーボー解禁日ですね。
ビール業界でも、この時期に合わせてバーレイワインなど、ゆっくりと余韻を楽しむようなスタイルのビールをリリースするブルワリーも少なくありません。
実は、クラフトビールにも記念日があるのをご存じですか?
8月第一金曜日は、「世界ビールデー」、8月4日「ビヤホールの日」など、クラフトビールの記念日は意外に多いです。
知っている方は、かなりのクラフトビールマニアと言っていいですね。
では、11月第1木曜日と言ったらなんでしょう? これに即答できたら、クラフトビールギーク(マニア)ですね。
クラフトビールのスタウト記念日は11月?
正解は…International Stout Dayです。
世界中みんなで、スタウトを飲んで盛り上がろう! という日として、2011年にアメリカで制定されました。
やっぱり涼しくなってくると、飲み応えのあるビールが飲みたくなってくるってことですかね。
8月第1木曜日はIPAの日。 他にもビールの記念日が幾つかあります。
「お酒の記念日にそのお酒を飲んでみる」なんて、お洒落なひと時をすごすのもいいですね。
11月の記念日は国際スタウトデー
今年の国際スタウトデーは、2022 年 11 月 3 日。
もともとビールの女神が作り出したと言われているようです。
その後、2011 年に南カリフォルニアの作家が、毎年11月第一木曜日と定めました。
ビール好きが集まり、すでに10年以上開催されています。
オンラインや、世界中の醸造所とバーでスタウトが楽しまれています。
ビールのスタイルに注目して楽しむ日があると、クラフトビールがもつ歴史と様々な要素を五感で感じられて、クラフトビールギークにとってはたまらない記念日となります。
スタウトの前身であるポーター
1722年にロンドンで生まれたと言われています。
「古いブラウンエール」、「新しいブラウンエール」、「ペールエール」を混ぜてつくった「スリースレッド(3本のより糸)」という安いビールが、労働者階級の間で人気になったことがはじまりです。
店主が注文の度に、3種類ビールを混ぜる事は面倒となり、はじめから混ぜ合わせた「エンタイア(ひとまとめ)」というビールを発売しました。
ビールを運んでくる人がポーター(荷運び人)だったからや、ポーターたちに人気だったからなど、名前の由来は諸説あるみたいです。
スタウトに進化
ポーターの人気ぶりに、他社ビール会社もポーター醸造をはじめます。
しかし、環境的要因でうまくいきませんでした。
そんな中、アイルランドのビール醸造会社・ギネス社がハイアルコールビール「スタウト」を開発しました。
麦の焦げた強い風味に人気が爆発し、たちまち世界へと広がりました。
ユニークな多様性を秘めるスタウト
「スタウト」というと、後味に麦芽をローストした風味が残り、すっきりとした「ドライスタウト」をイメージすることが多いです。
しかしスタウトビールには、たくさん種類があります。
乳糖(ラクトース)で甘味をつけた「ミルクスタウト」や、原料にオートミールを使って芳醇な味わいと滑らかさをだした「オートミール スタウト」などもあります。
また、原材料に蠣を使用した「オイスター スタウト」や、チョコレートを使った「チョコレート スタウト」など多くの種類があります。
元々、スタウトは「誇り高い」「勇敢」を意味していましたが、14世紀以降は「強い」という意味合いに変わりました。
柴田屋おすすめスタウトビール

箕面ビール スタウト 330ML 瓶
コーヒーやビターチョコレートを思わせるフレーバー、滑らかなやわらかさとドライな後味にこだわった、飲み飽きないスタウト。何杯でも飲みたい黒!を追求した、箕面ビールの自信作です。
■ブルワリー:箕面ブリュワリー
■容量:330ml
■原産国:日本
■地区:大阪府箕面市
■種類:ビール
■スタイル:スタウト
■アルコール度数:5.5%
まとめ
- クラフトビールにも記念日がある
- 国際スタウトデーは、11月の第1木曜日
- スタウトの前身はポーター
- ユニークな多様性があるスタウト
スタウトというと、「濃い」「重い」「ビールだけで楽しむ」イメージがあると思います。
しかし、現代のユニークなスタウトは食事と合わせないともったいない!
寒い日だけでなく、食事とペアリングを楽しむのに最適な、素晴らしいスタウトが生まれています。
国際スタウトデーを切っ掛けに、ぜひスタウトを楽しんでみてくださいね。