Go To Beer! ビールで旅をしよう。
~イタリア編~
ビア子トーク
みなさんBuon giorno!
本日はイタリアからご紹介させて頂いております。(…という気持ち。)
Go Toキャンペーンの恩恵を全く受けていないビア子です。最近は、『Go To~』が話題でしたね。皆さんはうまく活用されましたでしょうか?
私は全くというほど、活用せぬまま終わりを迎えてしまいそうです。もっぱらインドア派の私といたしましてはあまり利用することのないキャンペーンでした。(悲しみ)
でも、そんな私がしいてあげるならば…台湾とか行ってみたいですね。観光スポットで有名な九份とか、夜の屋台で食べ歩きなんかもいいですね。
そして台湾といえば『蜂蜜ビール』。
日本でも2年程前から話題に上がってましたよね!コンビニとかでも出回る程だったのでなかなかの流行りっぷりです。(コンビニさんのアンテナの高さは信頼度◎)
そんな中、今回ご紹介させて頂くのは、私の行きたい台湾のビールではなく(ここまで待ちあげて置いて申し訳ございません。)タイトル通りとなりますが、イタリアのクラフトビールを紹介したいと思います!(拍手があれば嬉しい気持ち。)
あれ?でも、イタリアといえば…皆さんのお酒のイメージ調査ではダントツで『ワイン』ですよね。ええ、そのイメージで間違いはないとは思います。
ただ、ここ10年ほどの間にイタリアの街のあちらこちらでビッレリアが目立つようになってきたそうなんです!
ビッレリアはビアバーのことです。
今までのイタリアビールといえば、私は「モレッティ」の印象が強いです。ラガーでゴクゴク飲めちゃう、何の料理でも合うタイプ。アルコール度数も4.6度と低めなので、気軽なイタリアンにはぴったりの相性。(ピザとか!)
日本のビールといえば、大手の麒麟さん、アサヒさん、サッポロさんのビールに親しみのある日本の方々にもモレッティはとっても馴染みやすいのかなと思います。
話は戻りますが、イタリアの方々は、クラフトビールのことを『ビッラ・アルティジャナーレ(職人のビール)』と呼んでいます。靴、スーツ、家具と同じように職人をリスペクトする愛称で親しまれているようです。
各地方に根付く土着品種の個性あるワインのように、各地方それぞれに個性あるビールが誕生しているそうです。
イタリアは美食の国とも呼ばれる程、食に関してポテンシャルが高い国なんだなと、改めて感じます。
美味しいものにはお金をかけることは厭わない国民性はクラフトビールのようなビールはうってつけなんですよね。
クラフトビールも『食』をありきに併せて飲めるタイプのクラフトビールが流行っているようです。日本人もこの感覚はイタリア人と近い気がします。
お酒の飲み方としては、料理とお酒を合わせて飲む人が比較的多いのではないかなと私は感じております。さて、そんな私の今回ご紹介致しますビッラ・アルティジャナーレは、
「トレンタドゥエ ヴィア デイ ビッライ」
通称「トレンタドゥエ」です。
ビール紹介
こちらはスタイリッシュな外観が特徴で、ボトルのロゴ32もカラフルでデザイン性のあるボトルとなっております。
一見、『ワイン?』と思ってしまうような外観です。ディスプレイも並べると取ってもお洒落!まさにイタリアの方が考えるようなデザインですね。
「トレンタドゥエ」とはイタリア語で「32」を意味します。
これは創業の地の住所から名付けたもので、今をさかのぼること13年程前、ヴェネツィアの北約40キロの山あいの小さな町ペデロッバで3人のビール好きが集まって小さなビール醸造所を始めました。
農学者のファビアーノと機械工学が専門のアレッサンドロがビール醸造を担当し、バールオーナーだった接客のプロ、ロレーノが営業担当として世界中を飛び回っているそうです。
普通では出会わないであろう三人を繋いだものがビール愛だったなんて…なんかすごいと思ってしまいます。タイプの違う三人が集まって作るビールだからこそこんな多様性のあるビールが生まれたのかな、なんて思っちゃいました!
ボトルの一体感とは全く別物の個性派のビール達。その中でもかなり個性の強いビールの今回はご紹介を致します。
こちらは神の飲み物と呼ばれるビール。(何か神々しい…)
栗の木からとれた蜂蜜を使用。いい蜂蜜が取れた時のみ作られるとかなりのこだわりっぷりです。大瓶(700㎖)のため今回は3つに分けてみよう!
因みに、この飲み方はボトルの上の方、下の方で違いを楽しめちゃう飲み方なんです!ぜひお試しあれ。
まずは一番上。
かなり香りが全面にでていますねー。栗のハチミツ特有の濃厚な香り、モルトによるコクのある香り、まさに熊さんも寄ってきてしまいそうです!飲んでみると・・・、しっかりとした味わい。カラメルのような奥深い大人な味。ほどよい苦みもあって複雑さが余韻となって良い気分♪
ゆっくりと飲み進めて真ん中へ。
真ん中は、バランスが良く少し香りが抑えられる。ちょうどいい塩梅です。このビールにも飲み慣れてきたようです。このビールはゆっくりとコクを楽しみながら飲むのが良いようです。寒くなってきた今の時期にはピッタリなビールですね。
そうなると底の味はどうなんでしょう。
あっ、底に少しオリが見られますね。真ん中の部分はバランス良く感じましたが、底の部分は最後にまだ“濃厚さ”が戻ってきました。
感想といたしましては、香り、味がしっかりしている為、インパクトが残るビールでした。
私はバランスよい真ん中が好きでした。一番上は香りの強さに驚きましたが、バランス重視で楽しめる真ん中が最も美味しく楽しめるビールでした。(そりゃそうか。)
栗の蜂蜜というのが、しっかり目に出ているのがポイントになるのかと。蜂蜜の種類は、れんげ、アカシア、ラベンダー等の花のものが日本では多く出回っている為、このビールで新しい味に出会えるかもしれませんね。
ビア子のおすすめマリーアジュ
さて、今回のビール紹介はいかがでしたでしょうか?
なかなか個性派のビールを今回は紹介致しましたので新しいタイプのお酒を開拓したい!という方はぜひ試してみて下さいね。日本では味わえないようなタイプのビールなので、面白いと思います。日本ではちみつのビールを造っているところは、まだ少ないようですね。
イタリアの文化をお酒を通して知ることができちゃうかもしれませんよ!
それでは、また次の機会にお会い致しましょう。Ciao!
トレンタドゥエ ヴィア デイ ビッライ
ネクタール
トレンタ ドゥエ ヴィア デイ ビッライ
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